漁師直送昭和丸の新たな船出


明けまして、しばらく経ちました・・長い間ブログの更新が滞っていました。

 

昨年末に昭和丸にとって大きなできごとがありました。

 

船頭である私の父が、60代半ばという若さで急死しました。長年タバコは一日四箱吸い、毎日大酒を飲む不摂生の極みな生活をおくる父でしたが、大病をしたこともなく今まできていたのに、昨年11月に漁から帰ってきて、いつも通り晩酌をした後に突然倒れそのまま帰らぬ人となってしまいました。

 

あまりに突然の事で、何が何だかわからないうちに葬儀を終え、塩引き鮭本ズワイガニを中心とする年末の大量受注の対応に追われ、販売~製造~受注管理~出荷作業など、1月末までほんとうに忙しく、父の死について考える余裕もありませんでした。

 

今振り返ると、目が回るほど忙しかったおかげで突然の不幸にも精神のバランスが保てていたのかもしれません。

 

冬の荒天続きで仕事も落ちついてきた今、ようやく父の死や今後の船や漁の事を落ち着いて考えることができています。

 

年の半分近く二人きりで船に乗って漁をしていましたが、考え方の違いから親子関係がうまくいかずに悩んだ時期もありました。言葉を交わす事も少なく、お互いに関心もなかったですが、いなくなってしまうと何故だかしょっちゅう思い出しては気分が沈んでしまいます。

 

昭和丸の販売事業に父は全く関わっていませんでしたが、二人乗りで漁を行っていたから出来ていた部分もありましたので、今後は一人でできるスタイルを確立する必要があります。

 

お客様のおかげで、少しずつ事業が成長してきて、加工作業や受注管理や出荷作業など現状でも人手不足に悩んでいるところだったので、今後どうやって一緒に働いてくれる仲間を増やしていくかが課題です。

 

もうすぐ春。本来でしたら小型の33昭和丸で遊漁船営業と干物中心の加工販売業をこの春は行う予定でしたが、父がいなくなり空いてしまった昭和丸を眠らせておくのも父に申し訳ないので、後を継ぎ板曳き網漁を行おうと考えています。

 

しばらくは時短操業など、一人乗りの漁に慣れるまで少しずつ進めたいと思います。

 

 

↓2019年6月の村上市を襲った大地震の時にうちの親父全国デビューしていました↓

新潟村上大地震で沖出し漁師

 

 

 

最後に、漁師直送昭和丸では一緒に働いてくださる地元の方を募集しています。お願いしたい仕事内容は以下の通りです。(どれか一つだけでも可能です

 

・漁で獲ってきた魚の選別作業

・干物の加工作業

・商品の梱包出荷作業

・パソコンでの入力作業や伝票発行作業

 

仕事がある時だけ来ていただく形のため、村上市か鶴岡市の寝屋漁港まで近い方が希望です。選別作業後に魚のお土産があるのが魅力の一つだと思います。

 

対象地域にお住まいの方で、ご興味がありましたらお気軽にお問合せください。