2月の末といえどもまだまだ寒く凪ぎが少ないここ日本海。
凪ぎ数が少ないうえに、ここ最近特に不漁に悩まされる昭和丸はじめ寝屋漁港所属の約20艘の板曳き船。
桜鯛シーズンに突入しているのに、稀の良い凪ぎしか出漁できない小型の釣り船も同様に不漁に悩まされています。
お隣(車で10分)の山形庄内の延縄の鯛は好調らしい。
漁場は同じでも、延縄が好調の時は釣りはイマイチの事が多い様子。
でも、我らが新潟寝屋漁港でも絶好調部隊もいます。
それは約10艘ある底曳き船。
マダラやハタハタやエビなど出る度に多くの船が大漁です。
同じ底曳き漁でも、一人でも出来るオッタートロールを板曳き漁、最低でも3人は必要なかけまわしを底曳き漁と地元では呼んでいます。
その時期、その時期で好調の漁法もあればそうではない漁法もあるので焦りません。
知らない方だと、じゃあ好調な漁をすれば?と思うかもしれませんがNO!NO!
違う漁を始めるには設備投資に家が建つくらいの大金がかかります。
漁場もやり方も違うから一から学ばなければ・・よほどの覚悟がないと非効率過ぎます。
また良い時もすぐ来るさ。
ありがたい事に底曳き船の親戚からよく賄いを頂きます。
板曳き漁では入ってこないハタハタやボタンエビや南蛮エビやマダラなど。
※マダラだけ板曳き漁でも少し入ります。
どれも旨いものばかり。
※先日行ったお隣の鶴岡市鼠ヶ関の朝日屋のヤリイカのゲソ揚げとバンケ(ふきのとう)
美味い魚を食べると妻はよくこう言います。
「幸せ~。漁師の家に嫁に来なかったら魚ってこんなに美味しい事を一生知る事がなかった。田舎過ぎて何にもないところで、しょーもないダンナだけどそれだけは感謝している。」
なんだかいろいろ含んでいるお言葉ですが、ダンナはめげずにプラスに捉えるようにしています。
明日、明後日は今のところ操業できそうな予報です。