平成30年1月15日に愛知県同県蒲郡市の『スーパータツヤ』で肝臓を含んだフグの切り身パックを販売したとのニュースに驚きました。
しかも、5パック販売したうちの4パックがまだ未回収のようで、恐ろしいですね。
フグの肝っていえば猛毒だと誰でもわかりそうなもの。ましてや、魚をあつかうプロであれば常識なのでは??と疑問に思いますよね。
スーパーの担当者の話だと、ヨリトフグなので毒性が低く、有毒との認識がなかったとのこと。
「え?ヨリトフグってなに?」漁師の私も聞いたことのない名前にさっそくググってみる。
確かに肝の毒性が低く、昔は肝も食べていたそうだ。
ビジュアルを見て驚いたのが、うちの板曳き漁の網にもよく入ってくるフグだ。水分でブヨブヨになっていてヘンテコなフグ。
2018年1月の漁の際に撮影にも成功。
正面からヨリトフグ
横からヨリトフグ
斜め横からヨリトフグ
上の撮影したヨリトフグは水揚げして少し時間が経ったので落ち着いていますが、獲れたては水分で”ブヨンブヨン”
これ食えるの?とさらに驚く。しかも、非常に美味な魚だと星四つの評価にまたまた驚く。こんなにマイナーな魚を知っている今回問題のあったスーパーの鮮魚担当者の知識に少し感心。
でも、ダメなものはダメ。
肝を食べるのは現在は禁止されているのでご注意を。今回販売されて未回収のフグを誰も食べない事を願います。